マラ7攻略日記(水響 ホルン編) 第13回 (1999/10/10)

通し練

10/10(日)  14回目の練習日

 今日の練習を入れて、合奏はあと2回。今日は、細かくやる前に全曲を通すこととなった。


【今日のポイント】

●新しい楽器は病院送りに
 今日の練習の前日(10/9[土])にケースから取り出すと、楽器から透明のゴムがポロっと落ちた。何だろうと思って見ると、何とロータリーのストッパーのゴムである。自分で修理しようとしたが、かなりいい加減なゴムが入っていたらしく(大体入れ物の2倍くらいの大きさがあり、今まで入っていたのが不思議である)、全然入らない。結局、第8回の日記で書いた最近手に入れた新しい楽器は、修理に出されることになった。ついでにロータリーも掃除してもらうことにしたため、全治2週間と診断された。
 取りあえず今日の合奏は、ロータリーの裏にモスバーガーでもらった口を拭く紙ナプキンを詰め込んで急場をしのぐことにした。やっぱりゴムと違って、カタカタうるさくてしょうがないが、周りは誰も気付いてないようなので、本番もこれでもいいかなと思う次第。

●体力よりも集中力
 とにかく長い曲である。楽章間でチューニングをしたこともあり、丸々1時間半かかる。前プロと休憩を合わせると、本番は合計2時間では終わりそうにない。この日記をご覧になっている方で本番聴きにいらっしゃる方は、是非覚悟して欲しいところだ。事前にユンケルやリポビタン、リゲインなどのドリンク剤を摂取しておくと良いだろう。
 そして、こういう長い曲は、体力だけでなく集中力が必要だ。本番前に、波の音が入ったα波が出やすくなるCDを聴くなどして集中力を高めておくのも良いかもしれない。集中力を高めることで、出演者は、一音一音投げやりにならないで演奏して欲しいし、さらに、聴衆の皆様も水響が本番で解き放つ莫大なエネルギーをガッチリと受けとめていただきたい。舞台上と客席が一体となった盛り上がる演奏会にしたいものだ。

●テンポ決めが大事
 前回の合奏で久しぶり(合宿以来1ヵ月半ぶり)に2楽章を合わせたところ、楽章の終わりの頃のソロのテンポが以前より速くなったたため、ブレスの位置の再検討を迫られることとなった。さらってみた結果、本番の調子が良さそうだったらブレスを1回減らすことにした。本番直前にこの変更は痛い。

●ストップ後の音程も大切に
 ホルンはストップという特有の奏法がある。ベルを手で塞いで「チー」とか「ジー」とかいう音を出す例のアレである。あまり上手に塞げない場合音程が上ずってしまうことが多いため、口で音程を低めに調整する人もいるのだが、そのままオープンの音を出すとぶら下がってこもった変な音になってしまう。
 マーラーはストップとオープンを隙間を開けずに交互にやらせることが多く、マラ7では特に2楽章で多用されている。案の定今日になってもストップ後のオープンの音程が合わない。K松君は、ストップミュート購入にまた1歩近づいたようだ。ちなみに、今日(10/11)新大久保で楽器屋めぐりをしたら、山○楽器にもダ○にもストップミュートの在庫はあったので、K松君はご安心を。

●他の楽章は?
 通し練が終わったあと、1楽章を細かく見ていった。そうこうするうちに時間がなくなって、結局1楽章をやっているうちにタイムアップ。ホルン的にも管楽器セクション的にも2楽章や4楽章がヤバい気がするのだが(合奏回数も少ないし)。ソロの皆さん頑張りましょう(いまだにソロで落ちたりする人がいるのはなぜ?)。


付 録 (団員用)

※コンミスから厳しいメールが

 何で「団員用」かというと、書いてある内容がちょっと人様にはお見せできない恥ずかしい内容だからである。でも、同様のことで悩んでいる団体は多いかも知れないので、そんな方々にとっては参考になるかも知れない。
 聴衆の皆さん、以下書いてあることは必ずや本番までには治りますのでご安心下さい。本番のきりっとした態度に、「出来の悪いあの子がこんなに立派になって・・・」と、きっと涙腺が緩むことでしょう。本番にはハンカチをお忘れなく!

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 さて、今日の練習前に、水響メーリングリストを通じてコンミスから厳しいメールが送られてきた。今までこんなことが出来てないのを改めて注意しなければならないコンミスの立場を思うと、目頭が熱くなる。しかも読んだ人のうちほとんどが自覚症状はない、あるいは他人のことだと思っているのではないだろうか?
 内容については各自もう一度チェックしてもらうとして、ここに項目を掲げておくので、再度確認して欲しいと思う。

 (1)集合時間、チューニング時間の厳守
 (2)欠席する人の連絡
 (3)チューニングについて
 (4)合奏について
 (5)一度注意されたことは自分のプライドにかけても2度と言われない
 (6)スコアの研究
 (7)目指す演奏

 ここで、1つだけ抜けていることがある。それは、年齢に関係なく見つけたらその場で注意である。
 第10回の日記の最後にも書いたが、「常識人たれ」というのは、水響にとって重要なポイントである。水響は大学のOBオケ的な要素が強いため、学生時代の非常識をそのまま何年も引きずっている人がいる。演奏面では、非常識さが時として創造性に富む音楽を作り出すこともあるだろうが、立ち居振舞いは別だ。ハメをはずすのは、さかえやと打ち上げで!


水響の未来は、あなたの行いにかかっている!


本番までの練習は、もうGPのみ(いや、まだステリハもある)

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※今回は用語解説はありません※


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