マラ7攻略日記(水響 ホルン編) 第10回 (1999/9/12)

遅まきながら

8/14(土)  11回目の練習日

 今日はマラ7をはじめてから11回目の練習(合奏)日で、しかもこの日記の最後に書いてあるように、合奏はGPを含めてあとたったの4回、すでに合奏の2/3が終わってしまった計算である。
 「本番でのあるべき姿」を10とすると、2/3にあたる6〜7くらいのところまで到達しているだろうか?水響のみなさんは各自チェックして、本番までの各自の課題を設定してみるといいかもしれない。


 今日の練習は5楽章のみであった。
 1つの楽章しかやらないとさすがにネタがない(今回は分量が少ないので読みやすいかも)。

【第5楽章】

●やっとテンポ感が揃ってきた
 遅まきながら、やっとテンポ感が揃ってきた。この楽章のテンポは実質2つしかないので、2つのテンポのイメージが各自揃うと、随分すっきり整理された印象である。
 第7回から2回にわたって書いたように、そもそもテンポを揃えるのはそんなに難しい問題ではない。要は人の音を聞いたり、人が出すオーラを捉えたりすればいいだけのことである。piu mossoとかmeno mossoになった瞬間は一瞬だけ乱れるかもしれないが、これは曲それ自体や合奏への慣れの問題であり、こっちもそれほど大変なことではない。

●次は音程
 テンポが揃いはじめてくると、とたんに音程が気になるようになった(ということは、これまでは音程にアタマがまわらないほどテンポ感がひどかった状態と言える)。水響の管楽器奏者について言えば、チューニングに各自の癖がある点が問題のようだ(細かな音符の指回りが難しいため音程を直すまで行ってない場合は別であるが)。
 チユーニングができない人は論外(まあ、こんな人はいないだろう)。これとは別に、チューナーやチューニングでは合っていても、いざ合奏を始めると高くなる人とか低くなる人がいる。これは、チューニングの時に自然と補正してしまっているのだ。いつも高め(あるいは低め)に吹く人を正しいチューニングに直してやると、「何だか気持ち悪い」とか言われることがあるが、音程がピッタリ合っていれば音色が汚くない限りは音が溶けて自分の音が普段より聞こえなくなるのではじめは戸惑うかもしれない。しかし何事も慣れであるので、ちょっとの間辛抱して正しい音程で吹けるように努力したいものだ。
 音程を注意すると、「チューナーでは合っているのだから私の音程は悪くない」などと言う人も中にはいるようだが、それは大きな間違い、単にチューナーの前だけカッコつけて合奏では好き勝手の音程でやるというワガママさを露呈しているだけなのだ(あるいはチューナーが壊れているのか・・・)。周りのメンバー、ひいては聴衆の迷惑も考えましょう。


練習後の感想

●ベルアップは楽譜が見にくい
 第3回の日記では、カッコ良く見えるベルアップの方法について書いたが、今日ベルアップをやってみると、どうも楽譜が見にくい。楽譜を見やすくするために、ちょっとした改良が必要なようだ。原因をいろいろ考えたところ、どうしてもベルアップはアゴが上がりがちになるので、このために楽譜が見えづらくなるようである。
 アゴが上がらないようにするためには、次の点に注意すると良いであろう
  ・脇を締める
  ・左肩を落とす(無駄な力を入れずに楽にする)
 たったこれだけの工夫で、カッコ良く、かつ楽譜も見やすいベルアップが可能である。要するに基本の構えはあくまでも楽にすることが肝心である。無駄な力を入れても音が良くなるわけでもないので、冷静さを保ちながら吹くことが重要なのだ。次回から気をつけたい。

●これで最後
 本来であれば、この攻略日記は、アマチュアホルン奏者がどうやってマラ7を克服して行くかを本論にする予定であった。しかし、まずは社会人としての常識を疑うような事態を何とかしようという観点から、合奏に臨む態度などの注意点を書かざるを得ないというさみしい状況が最近続いている。書いてるこっちが悲しくなるので前回で終わりにしようと思っていたのだが、今回1点だけかなり気になった点があったので、ちょっとだけお付き合い願いたい。

 さて、今回はセッティングについてである。ホルンパートはいつも早めに来てセッティングをするようにしており、今回も4パート+1アシの5セットを合奏前にセッティングした。パリアメはアシなしの4パートで特に問題なかったのだが、いざマラ7でアシが座ろうとすると「あ、そこ来ますから」などと信じられない発言が。そりゃないでしょうFluteさん。他のオケでもこんなことはあるのだろうか。


 次回からは、楽器を吹く前段階の注意点は書かなくて済むのだろうか。練習はあと4回、最後の4回の日記は音楽談義にしたいものだ。


偉大なる常識人たれ!「偉大」じゃなくて「普通の常識人」でもいいけど・・・


本番まで練習はあとたったの4回!!

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※今回は用語解説はありません※


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